ナガイホールディングス株式会社様が、2022年11月24日に、労働安全マネジメントシステム(ISO 45001:2018)の認証を取得されました。

 

向って右 ナガイホールディングス株式会社
代表取締役社長 永井 宏典様

経営者の思い・考え
廃棄物処理業は全産業の中でも飛びぬけて労災事故が多く、年々増加傾向にあります。当社においても過去重大事故が発生したこともあり、また全従業員の7割が現場従事者であることからも、労災事故の撲滅は当社の命題であると考えていました。

認証の狙い。取得を決断した理由
社会の変化が大きな理由のひとつです。労災事故に対するニュース等での取り上げられ方もみても、年々厳しく見られていると感じています。一つの労災事故が企業活動の継続に大きな支障となり得るため、従業員と会社を守り、安心安全な事業活動を行っていくことが、これまで以上に必要だと考えISO45001の認証取得を目指すこととしました。

労働安全衛生への取組み
全工場の危険個所を総点検したうえで安全作業啓蒙の看板の設置や、同線ライン引き等を行いました。また、内部監査員にJACO主催の講習に参加してもらい、内部監査スキル向上に努めました。さらに外部講師をお招きし、幹部向けにマネジメントシステムの勉強会を実施いたしました。

認証活動で苦労したところ。こだわったところ
過去、環境マネジメントシステムを構築し運用してきた実績もあり、特に大きく困難に感じるようなこともなく、比較的スムーズに認証にまでたどり着けたと思っています。

認証取得をして良かったところ
認証所得した直後なので、まだ大きな変化を感じるようなことはありませんが、労働安全衛生マネジメントシステムを運用していく中で、徐々に浸透し、現実的に労災事故や交通事故が減少していってくれることを期待しています。

今後の期待。今後の進め方
今回の適用範囲は4拠点となりますが、グループ全体で取り組んでいかないと意味がないことなので、今回の適用範囲外の事業所においても同レベルでマネジメントシステムを運用すること、そして来年度にグループ全体に適用範囲を拡げる準備を始めています。
 経営理念の中で「安全文化の醸成」を掲げております。その為には一人として安全を軽視する人がいてはダメだと考えています。ゴールのない取り組みかも知れませんが、一人ひとりにまで安全文化が本能で行えるレベルまで取り組み続けてまいりたいと思います。

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